「えー?そんな事ないよー普通じゃないの?」 「まじめまじめ」 フフと笑いながらシリノ君をまぶそうに見つめるロリマちゃん 「シリノ君、お姉ちゃんとお付き合いしてみる?」 「えー!?僕とお姉ちゃんはもうらぶらぶなんじゃなかったの!?」 「ばか」 桜が散ってもまた次の年には新しい桜が咲くように ロリマちゃんのまだ恋とはいえぬ恋が桜の新緑の若葉のように 芽吹き始めていた。 「お姉ちゃん!こんどお姉ちゃんのお家に招待してよ!」 「え…!?うーん…大丈夫かなぁ…(汗)」 「家族公認になれたらもっとラブラブだよ〜」 「そうだね、ま、なんとかなるか…いや、しないと…」 桜香る春… その香はすでに消え代わりに力強い緑が夏への期待を予感させるのでした。 おしまい。 |
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