”出来るかぎり広い室内スペースを確保しながら、最高のクオリティを” というフィアットデザインセンターからのオーダーに応えて、 Y10のエンジン/ミッション/ブレーキ/サスペンションの各レイアウトは、 Y10のために組まれたプロジェクトティームによって開発されたものです。 宇宙船の開発さえこなす大型コンピューターを手足のように操るプログラマー、レーシングカーやラリーカーの開発を続けたコンペティション部門の デザイナー/メカニック/テストドライバーなど、現在考えられる最高のスタッフ で組まれた開発プロジェクトティームには、1960年代にA112の開発を担当 したベテランの職人たちも参加しています。 頑固な職人気質を大切にするアウトビアンキらしい編成のプロジェクトチーム が、6年の歳月と数十万Kmのテスト走行を繰り返し、開発したものです。 |
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エンジン/トランスミッションのレイアウトは横置きエンジンと一直線に トランスミッションを配置するジアコーザ式が採用されました。 フィアット社の主任設計技師として世界に名を知られた ダンテ・ジアコーザ氏が開発し、A112に採用されて以来、世界各国で 生産される大半のFF車が採用するジアコーザ氏気の効率の高さは、 疑う余地もありません。 室内スペースを広くするためにも、車両重量を軽くするためにも この方式が最良と考えられ、Y10に採用されています。 |
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