Y10 touring (1986〜'89) 日本販売価格(東京) \1,780,000→\1,620,000 |
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「小さな高級車」これをY10の中でもっとも具現化したモデルが このtouring(ツーリング)ではないでしょうか? 外観こそはY10 fireLXと同じですがシート生地に高級マテリアルの アルカンタラを贅沢にも全面に使っており Y10中唯一無二の存在感を示しています。 エンジンはこれまた全車中唯一の通称ブラジルユニットと呼ばれる 1048c4SOCHエンジンを搭載しており 燃費走行向けのfireエンジンと違い低いギア比とあいまって ガンガン回して楽しむスポーツ走行系の車種でもありました。 |
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外観は上にも書きましたがfireLXと全く同じで フロントグリル、ドアウインドウ下のメッキモールと リア、フロントウインドウ周りのシルバーモールが装着されます。 外見でfireLXとtouringの区別を確認するためには リアゲートのグレードバッジを見るしか方法がありません。 |
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アルカンタラで覆われたセミバケットシートは高級感があり 内装のアルカンタラとあわせて非常にまとまり感があります。 すわり心地も他のグレードと違いフカフカですが その代わり非常に痛みやすいです。 特にサイドサポート部は乗り降りの際体と擦れることで すぐにゲソゲソの毛玉になってしまい なんとも扱いにくいシートでもありました。 その後他社がアルカンタラをシートに採用する際は座面だけ というのは生地の価格以外にもそういう理由があるのかも… |
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メーター周りもfireLXと同じものが採用されています。 初期はタコメーターが装備されていたようですが 後にタコメーターは姿を消します(オプション設定も無し) 日本仕様に存在していたのか不明ですがコイン入れの部分には エコノメーターと呼ばれる少燃費運転をしているか教えてくれる メーターが装備された車種もあったようです。 また、日本仕様ではオプションのエアコンをつけるとハザードボタンの 下に丸いつまみのクーラーコントローラーが装備されます。 JAXモデルでそこに丸いツマミが無い固体はエアコンが装備されて いないという事になります。 オプションといえばパワーウインドウを装備すると灰皿の上に パワーウインドウのスイッチが装備され サイドウインドウ、リアクォーターウインドウを電動で操作可能になります |
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エンジンはターボと同じくファイアエンジンではなく 1050cc SOHCの通称ブラジルユニットと呼ばれる物で 設計は1960年代まで遡り元々はディーゼルエンジン用であったため エンジンブロック自体は非常に頑丈に作られていたようです。 性能は排気量1048cc(整備書には1049ccと記載あり) 最大馬力55ps/5850rpm(DIN) 最大トルク8.3kg/3000rpm(DIN) キャブレターにWEBER 32 ICEV55 を装備し 性能的に意味は無いですがイエローの6500rpmを超えてレッドゾーン 8000rpmまでブン回してもガンガン回る楽しいエンジンです。 (リミッターが無いので最悪エンジンが壊れる可能性がありますが) |
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エンジンルーム fireのようにまとまったエンジン周りでもなくターボのように怪しげな 装置が着いたエンジン周りでもなく、いかにも昔ながらの車然とした 雰囲気のエンジンルームです。 キャブの蓋にはLANCIAのロゴが… もうautobianchiは消滅したというのを物語っているようです。 |
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JAX Y10 カタログより ドライビングの楽しさを求めるドライバーに、最も適したモデルがY10ツーリングです。 最高速度155km/h以上、クルージングスピード140km/h、0→100km/h加速14.5秒(2名乗車)の高性能と、90km/hの走行で20km/lも走る経済性を兼ね備えているモデルです。 Y10ツーリングの最大の特徴は、エンジンの特性に合わせて比較的低く設定されたファイナルギヤによるスポーティーな性格にあります。 エンジン高回転域を多用して走ることを想定した、走り屋のためのセッティングがなされているのです。 世界ラリー選手権への参加初戦でワン・ツーフィニッシュという衝撃的なデビューを果たした頂点のラリーマシン、ランチャデルタS4の開発を担当したメカニックを交えてセッティングされたサスペンションは、他の2モデルよりもスポーティーなものです。 ボア76.0mm、ストローク57.8mmの高回転型オーバースクエア1048ccエンジンは、DIN表示で最大出力55PS/5850rpm、最大トルク8.3kg/3000rpmのパワーを持つ、粘り強いエンジンです。 インストゥルメントパネルには、タコメーター、油圧計、油温計が標準装備されています。 セミバケットタイプのシートがアルカンタラ製とされているのはY10ツーリングだけの嬉しい装備です。 エンジンをレッドゾーンギリギリまで回し、シフトを繰り返して走るヨーロピアンタイプの走り方が、Y10ツーリングには最適です。 少し高めのスピードでコーナーに進入し、ブレーキング終了前にステアリングを切り込む”タックイン走法”がピタリときまるサスペンションセッティングも走り屋向きです。中速コーナーとタイトコーナーの続くワインディングロードを飛ばせば、Y10ツーリングの魅力のすべてを感じていただけるはずです。 90km/hの速度での燃費を優れたものとしたセッティングも走り屋向きの味付けです。 ボーイズレーサーと呼ばれたアウトビアンキの前モデルA112アバルトの性格をそのまま受け継ぎ、先進の技術を導入してクオリティを高くしたモデルともいえるのがY10ツーリングです。 スポーティーな装いの女の子が、ミラノやローマ街をタイヤの悲鳴を響かせて、遅いクルマを追い抜きながらスイスイと走り回っています。 そんなシティーギャング的乗りこなしがピッタリの新ボーイズレーサー、 Y10ツーリングです。 |
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●購入ガイド● 中古車でしか入手不可能な車体です。 JAXモノはほぼ入手絶望的だと思いますのでこんなもん書く意味 あるのかという気もしますが…(汗) 実はツーリングは管理人が初めて乗ったY10です。 人生初マイカーがコレだったのでそれなりに思い入れはあります。 「どんどん回せ!」と言われるがままにアクセルを開けていくと エンジンがどんどこ回ります。レッドゾーンもおかまいなしに 踏み倒して8000回転までいっちゃうと凄いことになりますが それはもぉ楽しかったです。 fireも巷ではよく回るエンジンと言われてますが ブラジルユニットと比べてしまうと回らないエンジンです。 それだけブラジルユニットは回ります。 室内も総アルカンタラで高級感があり 走れば(低い速度域で)楽しく回せて moreパワーァア!!っていう人でもなければ 一番おススメしたいグレードではないでしょうか? 主だった欠点ですが… 初期型お約束のシフトリンケージの脱落によるシフト操作不能。 エアコンもまた同様のそよ風で 都心部などでの夏は相当に苦労すると思います。 エンジンがfireユニットではないということで 部品関係の供給に不安があります。 性能的欠点ではありませんが 排気量が1048ccという日本においては非常に中途半端な排気量の おかげで税金が高いのが玉に瑕でしょうか 標準状態での最高時速は155km/h 0-100km/h は14.5秒です。 |
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